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  • まぁさん

今年も美味しいお醤油ができあがりました!



「お醤油づくりは暮らしの一部」というテーマで、仲間と出資し合ってお醤油づくりをするグループ【もりのいえ お醤油倶楽部】の、最大の山場であるお醤油搾りが、1/12・13に【もりのいえ】にて行われました。


昨年の2月から麹づくりを始め、









出来上がった麹に塩と水を加えて樽に蓄え、醪(もろみ)を熟成すること約1年。




天地返しを繰り返しました。


夏場は屋外で温度を上げるのですが、台風で醪小屋が吹き飛ぶというハプニングがありながらも、醪は無事守られました。


そして年を越して、ようやく搾りの時を迎えました。

今年も搾り師のときさんにお越しいただき、都合のつくメンバーが集いました。


真冬なのに春を思わせるお天気の元、楽しく和やかな場となりました。

熟成を終えた醪は、とても美しい。

そしてとても美味しいお醤油が現れました。








搾りたてお醤油を使った料理も最高に美味しい!





私は初日はもっぱら天ぷら揚げに勤しんでおりました。


このお醤油づくりが始まったのは、2011年1月のことです。

ときさんが自分で育てた醪を持ち込んでくださり、それを【もりのいえ】で搾りました。

これがその当時のブログです。

http://maasan.blog19.fc2.com/blog-entry-2073.html?fbclid=IwAR1zkO6owGWYsFQ_HQjOlEFDD7l0pDEbnnouPRkqqbGFXczar3BYCsdRieY


その後、自分たちで醪を育てることにして、【もりのいえ お醤油倶楽部】を発足させ、毎年仕込んでは搾るということを繰り返してきました。

今シーズンで8回目となります。


年々、お醤油の味が良くなってきたと感じるのは、手前味噌ですかね。でも本当にそのように感じます。


お醤油づくりは、麹づくりや塩切り作業、そして天地返し作業を経て、搾りの作業を行います。これらの主な作業は、もっぱら【もりのいえ お醤油倶楽部】のメンバーで都合がつく人々にやっていただいています。


私ももちろんそれらの作業に加わりますが、私自身の主な役は、全体の工程管理と、日々の醪(もろみ)の管理だと自負しています。


その醪の管理をずっと続けてきて、ようやく今シーズンになって、「何かつかんだ」感がありました。


この感覚を言葉で伝えるのは難しいのですが、一言で言うと、「醪の声が聞こえる」という感じです。


例えば、天地返しは、「だいたいこれくらいの間隔でやる」というマニュアルがあります。

でも実際には、「今、天地返しをしてほしい」という醪の声がするのです。


また、「今、風を入れて、空気を入れ換えてほしい」とか、「今は小屋をビニールで密閉して、室温を上げてほしい」という声を、なんとなく感じるようになりました。


そんな感覚を感じながら管理をさせていただいた一年でした。もちろん、技術的にはまだまだです。いや、ずっとまだまだでしょうね。


この点、農業に近いものを感じます。1年で一度しか経験できない、貴重な機会を年々積み重ねていく喜び。そんな場をいただいていることに感謝です。


そして【もりのいえ お醤油倶楽部】の嬉しいこと、有難いことは、本当に素晴らしい仲間が揃っていることです。「こういう場を創りたい」と願っていた通りになりました。








気心の知れた仲間と共に、暮らしの一部であるお醤油づくりに勤しむ、そんな幸せな場が出来上がっています。有難いことです。


今回絞ったお醤油はしばし寝かして、おりが沈むのを待ちます。そしてボトリングを終えたら今シーズンは終了です。ボトリング装置も万全!



関わってくださった皆さん、そして搾り師のときさん、ありがとうございました。


そして来月からはまた新たな麹づくりが始まります。発酵文化に身を置かせていただく、とても貴重な時間です。本当に有難いことです。



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