確定申告の不思議
- まぁさん
- 2019年2月6日
- 読了時間: 3分
今朝は両親の確定申告をしてきました。
昨年までは、父一人で夫婦二人分をしてきたそうな。
父が言うには、「自分の分を済ませてから、改めてお母さんの列に並び直して、それを終えたらヘトヘトになるねん。もう体がきついから、お母さんの分はお前がやってくれ。」とのこと。
そして、「会場に行ったら、わしとお母さんの受け付けが違うねん。わしは右、お母さんは左やから、別々に受け付けして、別々に申告をせなあかん」そうです。
話の意味がよく分からないのですが、ともかくも同行して会場に向かいました。
相当早くに到着したので、まずは会場の玄関前に父と並んで待ちます。
しばらくすると、市の担当者らしき人が現れました。そして次のようにおっしゃいました。
「まもなく会場に入ってもらいます。まず緑の封筒を持っている人が奥に座ってください。持っていない人は手前です。」
奥と手前??? 右と左じゃないの?
父も「緑の封筒なんて持っとらん!わしはどちらに行くんや?」と動揺しています。
えい、ままよ。と待っていたら、「まずは緑の封筒の人から入場してもらいます。どうぞ。」とのこと。
まるで意味不明です。それでも耳の遠い父が、彼もよく分からないままに立ち上がって誘導されて入室してしまったので、「父はそちらで、母はきっと『緑の封筒』ではない方なのだろう」と、引き続き待っておりました。
そのうちにようやく分かってきたのは、「『緑の封筒』の人は、税務署に申告する人。つまり、確定申告の人。そうじゃない人は市役所への申告の人、つまり市民税・県民税申告の人
」ということでした。
そして母の順番が回ってきました。所定の書類を提出し、内容を担当者にパソコンに入力していただきます。
無事、入力を終えて、あとは書類を印刷すればおしまい、というところで、担当者が慌て始めました。「プリンターの印字が大幅にずれている・・・」
担当者「すいません。このパソコンだけ昨日から具合が悪いのです。しばしお待ちください。」とのこと。
父の方は既に終了したらしく、外で待っています。こちらも内容には問題がなかったので、あとは印字を待つばかりと、しばしほけ〜としておりました。
そこで、ちょっと気づいたことを担当者に訊ねてみました。
私「あのですね。思うんですけれど、そもそも母の申告って必要なのでしょうか?」
担当者「は?」
私「両親は年金生活者です。他に収入はありません。そして父は確定申告を済ませました。すると、母がこの申告をする意味ってあるんですかね?」
再び「はっ」とした顔の担当者さん。すぐに上司を呼んで相談されました。
画面を覗く二人。そして、
上司「・・・不要ですね」
私「でしょ?」
上司「今年度、申告をしなければ、来年、その通知書がお宅に届くことはありませんので、来年以降はお父さんの申告だけで結構です。」
ということで、プリンターが不調だったおかげで、来年からは父の申告だけで済むようになりました。
そのことを父に伝えたら、「ハァ〜!これで肩の荷がおりた!」と大喜び。でも実は、ずっと前から必要ないことをさせられていたんですけれどね。
それにしても、こういうことって、担当者は気づかないものなのだろうか?
自分も楽になるのにねぇと、不思議に感じた時間でありました。
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